「首折り男のための協奏曲」 読書感想文
「首折り男のための協奏曲」伊坂幸太郎
読了しました!!
首折り男って、てっきり「マリアビートル」の七尾のことかと思ってたけど違うんですね笑
七尾くんもあの小説の中でポッキポキと人の首を折ってました
あんな性格だけど結局一番人を殺してたような…
この小説は基本的には短篇集で、首折り男と、伊坂作品にはちょくちょく出てくる黒澤が軸になっています
その中でも「私の舟」は「最後の恋」という短篇アンソロジーに収録されていて、既に読んだことがありました
帯には「伊坂マジック!」と書かれていたけど、そこまで大掛かりな伏線回収はありません
ただ小さな伏線をポンポンと回収していくのは心地よくもあります
一番最後に収録されていた「合コンの話」は一風変わった構成です
特に大きな謎はないのだけど、ああいった書き方だと先が気になってドンドン読み進められます
凄く上手いと思いました